基本パターン

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Tidalで音を鳴らすには、基本このように書きます

d1 $ sound "drum"

silence で、音を止めます:

d1 $ silence

: で、同じセットから他の音を使います

d1 $ sound "drum:1"

Tidalでデフォルトで使えるサンプルを次に挙げました。いくつか試してみましょう。

flick sid can metal future gabba sn mouth co gretsch mt arp h cp
cr newnotes bass hc tabla bass0 hh bass1 bass2 oc bass3 ho odx
diphone2 house off ht tink perc bd industrial pluck trump printshort
jazz voodoo birds3 procshort blip drum jvbass psr wobble drumtraks koy
rave bottle kurt latibro rm sax lighter lt arpy feel less stab ul

ほかにどんなサンプルがあるか (または自分で追加するには) は Dirt-Samples フォルダを見てみましょう。SuperColliderのメニューから 'File > Open user support directory > downloaded-quarks > Dirt-Samples' で見られます。

シーケンスを作る

d1 $ sound "bd hh sn hh"

シーケンスのなかに、ステップを増やせば増やすほど、ステップはより早く再生されます:

d1 $ sound "bd bd hh bd sn bd hh bd"

これは、Tidalが時間を扱う方法のためです。‘サイクル’ (音楽の1小節のようなもの)が常に繰り返されています。Tidalは、明示的に指定(その方法はあとで学びます)しないかぎり、引用符("")に囲まれたすべての音を1サイクルで再生します。Tidalは、サイクル内に等しく音をちりばめます。つまり、ポリリズム構造をとれるということです(これもあとで学びます)。

サイクルの長さを cps (1サイクルの秒数)を使って変えられます - BPM(分あたりの拍数)と似ていますね。

cps 0.6

同時に複数のシーケンスを再生するには d1, d2, d3 ... d9 を使います

d2 $ sound "sn sn:2 sn bd sn"

全ての再生中のパターンを止めるには hush を使います。

`hush`

サイクルの長さを負数(負数は括弧で囲む必要があります。覚えておきましょう)にしても、すべての再生を止めることができます。

cps (-1)

正の数にして、もう一度再生できるようにしましょう。

cps 0.6

solo でひとつのチャンネルだけ再生することもできます。しかし、注意として 'unosolo' (再び複数チャンネルの再生に戻る) することはできません (ですが、次のバージョンで機能を追加する予定です!)。

d1 $ sound "arpy cp arpy:2"
d2 $ sound "sn sn:2 bd sn"
solo $ d2 $ sound "sn sn:2 bd sn"

d2 $ sound "sn sn:2 bd sn"

solo 2

-- now only the second pattern will be playing

unsolo 2

-- now both will be playing, again </syntaxhighlight>

もう少しバリエーションを加えてみましょう。

~ で休符/休みを加えます:

d1 $ sound "bd ~ sn:3 bd sn:5 ~ bd:2 sn:2"

四角かっこ [ ] で囲んだサブシーケンスを、ステップのひとつとして並べます:

d1 $ sound "bd [bd cp] bd bd"
<syntaxhighlight>
</div>

これより柔軟に拍子を作り出せます:

<syntaxhighlight lang="Haskell">
d1 $ sound "[bd bd sn:5] [bd sn:3]"

サブシーケンスの中に、サブシーケンスを入れられます:

d1 $ sound "[[bd bd] bd sn:5] [bd sn:3]"

もっと入れられます..

d1 $ sound "[[bd [bd bd bd bd]] bd sn:5] [bd sn:3]"

ステップを * で繰り返せます:

d1 $ sound "bd sd*2"

これはサブシーケンスにも使えます:

d1 $ sound "bd [sd cp]*2"

/ で逆のこともできます:

d1 $ sound "bd sn/2"
d1 $ sound "bd [sn cp]/2"

* は 'スピードアップ' し、掛け合わせた回数だけステップを再生します。逆に、 / は遅く再生する様はたらきます。

<> で囲むと、サイクル間で、パターンをスケジューリングできます:

d1 $ sound "bd <sd cp arpy>"
d1 $ sound "<bd sn> <sd [cp cp]> <bd [cp cp]>"

エフェクト

Tidalには、音の鳴り方を変えるたくさんのエフェクトがあります。

vowel は母音の音を加えるフィルターです。 a, e, i, o, uを試してみましょう。

d1 $ sound "drum drum drum drum" # vowel "a"

エフェクトのパターンは、音のパターンと同じように作ります。エフェクトや音のパターンを「コントロール・パターン」と呼びます。

d1 $ sound "drum drum drum drum" # vowel "a o e e"

サイクル間でスケジューリングするため、<>を使っているのを覚えておきましょう。

d1 $ sound "drum drum drum drum" # vowel "<a o e e>"

母音でない文字を入れると、母音エフェイト(vowel effect)を止められます。

d1 $ sound "drum drum drum drum" # vowel "a o p p"

Tidalは、ひとつから他方へ、うまくパターンをマッピングします。

d1 $ sound "drum drum drum drum" # vowel "a o e"

構造は左から右へ渡されます。左と右のパラメータを逆転させてみましょう。

d1 $ vowel "a o ~ i" # sound "drum"

"警告" - これは新しいTidalの変更点のひとつです。新しいTidalでは、左右どちらから構造を渡すか、または「両側から」渡すか、指定できるようになります。

gain は、それぞれの音のボリュームを変えます

d1 $ sound "bd hh sn:1 hh sn:1 hh" # gain "1 0.7 0.5"


speednote は、サンプルの音高を変えます。

speed は、再生の速度を変えます。例. 2 は1オクターブ上がります

d1 $ sound "numbers:1 numbers:2 numbers:3 numbers:4" # speed "1 1.5 2 0.5"

またはパターンを speed パラメータから受け取ることもできます

d1 $ speed "1 2 4" # sound "jungbass:6"

note は、音高を半音ずつ変えます。例. 12 で1オクターブ上がります

d1 $ up "0 ~ 12 24" # sound "jungbass:6"

Pan はステレオ効果を作れます - 0 = 左, 0.5 = 中心, 1 = 右

d1 $ sound "numbers:1 numbers:2 numbers:3 numbers:4" # pan "0 0.5 1"

shapeはディストーションを加えます (ですが、音量も同時に上げるため注意してください)

d1 $ sound "kurt:4 kurt:4" # shape "0 0.78" # gain "0.7"


もっと色々試してみたいですか?

他のエフェクトを試してみましょう http://tidalcycles.org/patterns.html#effects

delay / delaytime / delayfeedback / cutoff / resonance / room / size

連続パターン

sineは連続パターンです。sin波にしたがって、0から1に変化し、また0へ戻ります。

d1 $ sound "bd*32" # gain sine

trisawrand も試せます。